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11.12

『電人ザボーガー』

Mac復活。
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多分数日前、私にしては珍しく午後イチに映画を一本見たんだけどまあそれは置いといて、夜には井口昇監督『電人ザボーガー』 を見たのだった。70年代に人気だった特撮アクションヒーローものとのことで、8割以上入ったお客さんは見事なまでに99%おっさん。でも私は今回の映画で初めて名前を知りました。
前半、イケメンヒーローが父の仇をとるためザボーガーなるロボットと二人三脚で悪と戦うあたりはちょっと悪ふざけの過ぎる戦隊ものとして楽しむも、後半の熟年期、板尾創路演じる無職で糖尿病を抱える元ヒーローが主演になってからはひどく切なさが漂う。 ザボーガーが人型ロボットからバイクにトランスフォームする姿なんかは普通にかっこよかったけど、ビキニ姿の巨大女子高生ロボットが東京の街を破壊する姿の爽快さはさすが。色々笑ったり呆れたりしたものの、最終的には女と正義を守る愛に満ちた映画でございました。最近の日本映画は簡単に人殺し過ぎじゃないかとご立腹だった私には「人は殺しちゃいけなんだ!」というヒーローの言葉に素直に感動してしまった。
で、エンドロールのときに実際のTV番組版の映像が流れるのを見てびっくり、結構そのまま忠実に再現してたんですね。あの小さいヘリとか、冗談かと思ってた…。