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2.22

『東京プレイボーイクラブ』

にゃんにゃんにゃんの本日はぽんちゃんの百箇日なので、もちろんみんなでお祈りしましょう。

へええ監督さんが1986年生まれねえとちょっと気になってしまい、奥田庸介監督『東京プレイボーイクラブ』を見に行ってみたら、これが中々面白くて。予告のイメージで勝手に川村元気的チャラい映画を想像してたんですが、ナメてかかって失礼しましたって言いたくなるくらいきちんとした映画でございました。最近めっきり日本映画を見る体力がなくなってきてたのですが、これはオススメ。
関東の場末の中途半端なヤクザたちの中途半端なゴタゴタを、舞台が歌舞伎町とか渋谷じゃなく赤羽ってのが丁度よくて、ワルぶった脚本が空回りしてない感じがよかった。96分サクサク進む中でのどーでもいいキャッチの男と客とのやりとりとかガールズトークとも呼べないような風俗嬢のアホな会話(あのピーチ・ジョンのスリップ、私も持ってる)もちゃんと笑えて。不親切な程暗い室内の明かりも好みだった。個人的にどーしても大森南朋が突然暴れ出すような狂犬キャラと思い込めるほど悪い男に見えないってのが前提として引っ掛かるものの、赤羽だからまあいいのか。男に浮気され体を売られ最終的に酷いことになるという臼田あさ美ちゃんがちょっと可哀想過ぎるかなとも思ったけど、まあ仕方ないのか。キャスター椅子に縛られたまま右往左往する光石研さんが素敵過ぎました。
途中、うわこれめっちゃウチの近所!と思える場所が出てきたんだけど、こんなとこまで撮影来ないか。