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5.16

コーマン3&ゴダール2

高校すらろくに通ってなかったのにコーマン・スクールには真面目に登校、本日はジャック・ヒル監督『残虐全裸女収容所』(72年)を鑑賞。
これ舞台はどこなんだ、ベトナムとかタイとかその辺の、山奥に存在する巨大な収容所、女たちはホットパンツとへそ出しルック(全裸ではない)で強制労働を強いられ酷い拷問を受け、そこに紛れ込んだアメリカ人のビッチたちが解放と革命を求めて権力者(男)相手に大暴れ、ってそんな映画がつまらないわけがないのだけれど、特にエロ要素はなく、普通にめちゃくちゃかっこいい革命映画。遠く離れた日本で、同じ頃に鈴木則文監督が恐怖女子高とか撮ってたんだと思うともの凄い時代な気がするんですけど。
主演のパム・グリア(『ジャッキー・ブラウン』の人)がホントにしびれる、体に鳥の油を塗りたくって全裸で疾走する(つるつる滑って捕まえられない)のっぽのレズビアンも最後はええヤツで泣けた。ラスト、結局ほとんど死ぬんかいとちょっとびっくりしたけど、女たちが槍を片手に走り回り建物を燃やしまくる姿を見てると、つくづく女囚役のエキストラとかで参加してみたかった。

の数日前に、同じオーディトリウムさんで開催されてたゴダール・スクールにも出席して『ありきたりの映画』(68年)を見たはずなのだが悲しい程詳細の記憶は既に曖昧…。見ながら、全然違うとはわかりつつぼんやり小川紳介の映画を思い出したことだけは覚えてる。