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7.04

『ジェーン・エア』

休憩。
『永遠の僕たち』で完全に恋に落ちたミア・ワシコウスカちゃんが主演と聞けば見逃すわけにはいかぬとキャリー・ジョージ・フクナガ監督『ジェーン・エア』を見に行ったら、レディースデーだからか場内は100%お上品なおばさまで埋まっていた。
もちろん古典小説のタイトルくらいはいつからか知っていたけど実はその内容については「ガラスの仮面」内くらいでしか触れたことがなかったんですが、こんなにヒロインに次から次から災難が降りかかる、昼ドラみたいな話だったんですね。幼少時代は親戚や寮の先生に苛められ、やっと理想の男性に出会えたと思ったら妻がいて、映画は、そこに生じる女のドロドロした面倒くさい感情に寄り添い過ぎることのない距離感が中々悪くなかった。寒くて悲惨な夜は思いっきり暗く、恋する春はきらきらと美しく、日本人と英国人のハーフだという私とほぼ同じ歳の監督さんは妙な色気を出し過ぎてなくて、好感度大。何度も繰り返される、ミアちゃんが何もない草地をひとりでずんずん歩く姿が良かった。
そのミアちゃんは、ほとんど笑顔を見せず終始仏頂面なヒロインだけど、キスシーンのあどけなさに萌え。相手役は、みんな大好きマイケル・ファスベンダー。