そりゃもちろん楽しみに、古澤健監督『アナザー Another』 を、昨日と同じ劇場に昨日と同じ時刻に見に行って、モギリの兄ちゃんに多分変なヤツと思われてる。
最終的な原因はこれと言ってはっきりせず、ただ呪われた中学校の三年三組の生徒たちがある法則のもとばたばたと死んでいく…というやや無理があるんじゃないかと思える内容自体は、綾辻行人の人気ミステリー小説が原作だそうで、そのことにケチをつける気はなく、学園もののホラー映画としても普通にハラハラドキドキできて、しかも合間に胸キュンもあって、映画愛に満ちた素敵な作品でございました。が、その「謎のルール」が一体何なのかというぼんやりとしたミステリーだけで後半まで引っぱるのはさすがに途中で「もう誰かさっさと言えや！」と突っ込みたくならなくもなくて、最後の合宿所でのバトルロワイアル化が始まる前にもうひとつくらい何かあってもいいんじゃないかなと思ったかな。せっかくの義眼や不気味な人形や久しぶりのつみきみほがちょっともったいなかった。よくこんなぶっ飛んだ人の死に方が許されたなとは大いに感心したけれど。さすがにこのエンドロールはやり過ぎやろとちょっと笑ってしまったけど。三年三組、天パ率高いよね。
本当に美しいお顔の主演女優、橋本愛ちゃんが出演してるこちらも絶賛公開中『桐島、部活やめるってよ』も同じような地方の学校（これは高校だけど）を舞台に進む映画だけど、ある意味真逆で、どういう意味かは黙っておくけど、比べて見るのも面白いかもしれない。もちろん私はホラー映画ごっこよりもホラー映画の方が好きですが。
でも、チケット売り場でオチ言われるのは同情する。