8.13
『風立ちぬ』
いい加減結構空いてるよという噂を鵜呑みにして行ってみたもののお盆休みのシネコンではまだまだほぼ満席だった宮崎駿監督『風立ちぬ』 ですが、便利なネット予約のおかげで無事鑑賞。
この数日間、飲みの席や友人の集まりの場で既に見た人たちから散々あーでもないこーでもないと色んな批判を聞かされてたので見る前からもう見たような気になりかけてたのですが、実際見てみて、これはちょっと、今の私が一番見てはいけない映画でしたね。個人的にタイミングが悪過ぎたとは思いますが、エンドクレジットが流れた瞬間、それこそ漫画みたいにワナワナと本気で怒りに震えてしまいました。色々文句はあるけどでも泣ける、みたいな意見も本当に意味ワカメ、ただむかついた。このナイーブさ、いらん。
元々興味がなさ過ぎてラピュタもナウシカもまともに見たことがなく、宮崎駿がどのくらい飛行機オタクで反戦派かもよく知らないもんで、迂闊なことは言えないと承知しつつ、でも、こんな映画を作るヤツも肯定するヤツも否定するヤツもお前らが絶望するなんか100年早いんじゃそのまま美しい戦闘機に乗って地獄でも似たような場所でもどこでもええから飛んで消えてしまえとだけこっそりつぶやかないと気が済まない。もうちょっと何か言おうと、細部を思い出しただけでもイライラしてお肌に悪そうなので、もうやめる。夢を追って生きることがここまでロクでもないなんて、速攻で前言撤回、明日から34歳持病有りという現実を直視しまくって真面目に婚活しようと決意新たにはできました。庵野秀明の声がかなり成功してたのも、なんかやだ(もちろん西島秀俊は相変わらず良かったけれど)。ぷりぷり。