10.30
『猿の惑星:新世紀 ライジング』
みなさまがギロッポンの映画祭で盛り上がってるとき、めっちゃ今さら歌舞伎町でマット・リーヴス(だったんだと今初めて知った)監督『猿の惑星:新世紀 ライジング』 を見に行ってやったぜ。でもこれはミラノ座の大スクリーンで見れて大満足だったから後悔はないぜ。
冒頭から、言葉を話し、火を使い、馬に乗り、熊も倒せる、って、もう猿が生物最強なってもうてるやん全然蜂起の話ちゃうやんとちょっと笑ってしまったが、その猿さんたちがかっこいいからまあいいのかと。前半、インディアンのような猿たちが真っ黒の馬が疾走したり転倒したりする勢いは、最近見たばっかりのあれだよねと。西部劇から仲間割れの話へと流れていった後半は、燃え上がる炎やワル猿たちの暴走の迫力がすごかったものの、だいぶ普通な感じに落ち着いたなという印象。前作『創世記』の出演者たちはシーザー以外すっかり死んだってことになってる設定は潔くていいなと思った。
それにしてもこれは俄然人間よりも猿役の役者さんたちの芝居の方が凄い。でも、主要キャラの猿たちがみんな猿顔なので、今イチ区別がつかなかったのが残念。
そして最近のアメリカ映画やドラマの主人公の息子ってのは猿でも人間でもほぼ全員バカ過ぎてウザい、という傾向に気付いた。