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5.08

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』

なぜこのタイミングで一年前に抜いた親知らず跡がパンパンに腫上がり、顔の右側が完全に宍戸錠(旧)状態なためまともに外出できない事態に陥るのか。退院しても自宅軟禁の日々が続く。来週また抜歯だってよ。
が、そんな中無理してでもようやく見れたジョン・ファヴロー監督『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 は、荒み気味だった心を癒してくれる素敵な映画で、良かった。とにかく、キューバサンド食べながらビール飲みたい。
特に悲惨なことが起こるわけでなく、登場する人たちは全員ええ人、とにかく美味しそうな料理たちも流れる音楽もそれだけで幸せな気分になれるロードムービー、と書くと、脳味噌空っぽのバカ映画みたいに聞こえるが、決してそんなことはなく、中年の夢とプロの料理人の仕事と映画がいつのまにやら見事に結ばれていく。
主演も務める監督のジョンさん、ハリウッドのダスティ・ホフマンに疲れてこんな地味な映画を作ったのかと勝手に想像すると、多分ほんとにいい人なんだろうな。ちょっとビッチ好きが過ぎるんじゃないかと思ったけど。
やたらと豪華な脇役の俳優陣や可愛い子役も素敵、twitter の鳥も可愛かった。でも間違ってもやっぱり絶対エゴサーチなんかするもんじゃないんだなと痛感した。