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4.26

『ReLIFE リライフ』

27歳のプー太郎が1年だけ17歳に戻って高校生をやり直す古澤健監督『ReLIFE リライフ』を37歳独身女が平日の昼間独りで見に行くという地獄絵図。
原作の漫画は全然知らないけど、胸キュン少女漫画の世界は映画でも展開されつつも、映画自体はあくまで冷静に展開してくれていて、十代じゃなくても安心して見られる。保健室、図書館、花火大会、卒業旅行、とキラキラ要素全開(さすがに天気雨のスローモーションはやり過ぎかと思ったが)の中に不意に現れる不穏な空気にドキッとさせられたり。住宅街のピアノとか試験会場の車椅子とか、細かい部分も素敵でした。本当は年上の主人公が同級生たちに向ける態度や言葉が押し付けがましくなく爽やかなのも良かった。ぽっちゃり女子を可愛く撮るのにも感心。
結局このリライフ実験ってなんのためにあったんだ?という疑問がなくもないが、出てくる高校生たちがほんとにいい子ばっかりで、仲良しのわりにキス以上の性的なことは出てこないし、これは完璧なファンタジーなのかとBBAは納得することにする。
なので一番の問題は、どのJKよりも千葉雄大がカワイイということだろう。