11.09
『エルネスト』
フレディ前村のことはもちろんなんにも知らず(キューバについてもロクにはわかってない)、阪本順治監督『エルネスト』。
60年代、ボリビアの日系人青年が医者を目指してキューバの医学部に入学。地味な青春を過ごす最中、祖国で起こったクーデターに「革命支援隊」として参加することを決意…、と書くとなんだか派手な話だけど、作品のテンションはあくまで硬派。しかし熱い。激アツ。見ながら、オダジョー演じるフレディさんは天使なのかな…と思ったほど、何の迷いも葛藤もなく祖国と愛する人のために行動する。周りの人も応援する。ピュアな私はこの真っ直ぐさに、なんか凄いなあと素直に感動しました。そして、ロケ超大変そうやなあと感心しました(デモっぽいシーンとか)。しかし何より、パンチパーマをあてて全編スペイン語で頑張るオダジョーの熱演に感心感動。
でもこれが時代的には『ドリーム』とほぼ同時期の歴史的出来事だと思うと、だいぶ不思議ね。