2.16
『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』
ジェームズ・グレイ監督『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』を見たんですけど、これプロデューサーのブラピが素直に主演してたらもうちょっとちゃんとした規模で上映できたんじゃないかなあと思ってしまう(と思って調べたら、はじめはその予定だったみたいですね)。
グレイの新作ってことで、またユダヤ系ホアキンくんがうじうじしてる系の映画かなと思ってたら、20世紀初頭、イギリス人少佐が上からの命令でジャングルに行ったと思ったら戦場に行ったと思ったらまたジャングル行ったりする、中々壮大な冒険映画で、ここでもまた何かに取り憑かれた男を耐えて待つシエナ・ミラーであった。だいぶ辛辣なことは言ってたけれど。
未開の地に馳せる男のロマン、は正直よくわからないけど、周囲からは馬鹿にされるようなロマンを信じて追いかけ続ける男と最終的には一緒に追いかけてってしまう妻と息子というロマンには、心打たれるものがあった。何があってもジャングルなんか行きたくないけど。
あのめちゃくちゃウザい富豪のデブを殺さないのが英国人の紳士的振る舞いなのかしら。絶対撃つと思ったのに。