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5.09

『リメンバー・ミー』

だいぶ出遅れたけどようやく、リー・アンクリッチ監督『リメンバー・ミー』を見たよ。
日本で言うところのお盆なのかな、メキシコの「死者の日」という文化についてはほとんど知らなかったものの、生きてるものと死んでるものがお互いの思い出を大切にし合いながらより絆を強めていくという物語にはもちろん感動できたんだけど、それでもいくらなんでも家族押し過ぎて、ちょっとどうなのと思わなくもなかった。血縁家族のいない子どもにはしんどいんじゃないのかこれは。
それと、こんな不確かな情報を元に子どもの夢を頭ごなしに否定する大人ってのも、あかんでしょ。最後の最後までおばあちゃんマジでうっといし。田舎の封建的な社会ってイヤやな…と思ってしまった。
しかし、メキシカンを基調とした美術とか衣装の色彩豊が世界、ガイコツたちの可愛らしさ、巨大猫のペピタ、フリーダ・カーロギャグなんかを見てるだけでも十分満足できるハイレベルな世界ではあったのですが。ヘクターの声がガエル・ガルシア・ベルナルとは気づかなかった!