5.20
『蝶の眠り』
もう『子猫をお願い』って17年も前の映画なのね、だいぶ間が空いたけどお久しぶりなチョン・ジェウン監督『蝶の眠り』(←新垣隆の存在感デカ過ぎないか)。
中山ミポリン演じる遺伝性アルツハイマーである売れっ子小説家と、密かに小説家を志す若き韓国人留学生の美しいラブストーリー、なのか。消えてしまう愛の記憶についてなど。
前作のイメージとはだいぶ違う、えらくロマンチックで浮世離れした雰囲気にはちょっと戸惑ったけど、キム・ジェウクの好演も含め、嫌いではなかった。が、一緒に見た人から「新海誠にそっくり」と言われ、言われると確かにそうかも…(新宿での撮影や風景の使い方など)と思えてきて、でももちろん新海みたいな年上女性とDT高校生の気持ち悪い恋愛ではなく、JJ(熟女)と若者の切ない愛の物語ではあるんですけど、ミポリンの演技のせいもあり、少女漫画チック感は否めないかも。岩井俊二的でもあったし。