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3.16

『翔んで埼玉』

予告を見てちょっと期待した私が馬鹿だったか、武内英樹監督『翔んで埼玉』。さすがにもうちょっと笑えるかと思ったんだけど、さすがに予告以外の部分が間延びしすぎで退屈過ぎた。それでも池袋の観客(ほとんど埼玉県民やろ)は引くほどノリよく爆笑してましたけど。
魔夜峰央の原作マンガが持つマジでクレイジーな部分がまったく感じられず、でもこの程度のゆるい笑いとアクションがウケる時代ってことかねと思うとさすがに辛い。しかし東京在住20年の私でも関東地方の微妙な差を笑いにされるとイマイチ理解できない部分があるので、あくまで内輪ノリのローカル映画なのかね。
GACKT様はなかなかのハマり役で悪くなかったと思うけど、二階堂ふみも伊勢谷友介も相変わらずな感じだし、京本政樹には笑ったけど、せっかくの武田久美子もアホな金持ちおばさんでしかないのはさすがに古臭いのでは(せめて最後に知事である旦那をぶっ飛ばすくらいの役割は欲しかった)。
都庁前で合戦シーンは、まあよくこんな撮影したねと感心しなくもなかったが、もちろん展開になんの驚きもなく、全然翔べず。