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5.07

『ハイ・ライフ』

この連休、ずっと都内の自宅にいたはずなのになんでか映画を全然見ずに過ごしてて、だいぶボケた頭にいきなりこんな映画をぶっこんだのが悪かったとは思うけれど、見てるあいだ中やべーくらい「???」しか浮かばなかったクレール・ドゥニ監督『ハイ・ライフ』。アベンジャーズくらいからリハビリするべきだったか。
小さな宇宙船に人体実験要員として押し込められた元囚人たちと、そこを支配する科学者。究極の状況に置かれた人間たちの性と生殖を巡る欲望と禁欲、色々深刻で本質的な問題が語られているはず…と思いながらも、ヤバい科学者を演じるジュリエット・ビノシュの壮大な御姿に呆然とすることしか出来なかった。無念。
全然宇宙船に見えない室内とか、いや宇宙から見ても小さな箱くらいにしか見えない船体とか、それでも立派な庭とか、いくつか面白いなと思ったことは思ったんだけど、一から出直します。
それでも連休終盤、渋谷の劇場はほぼ満席でございました。みんなすごいな。