7.11
『アマンダと僕』
えらく評判がいいので、ミカエル・アース監督『アマンダと僕』に行ってみた。
若い青年と少女の物語、ってことくらいしか前情報を知らなかったので、オサレなフランス映画〜と思って見てたらなかなか予想外の展開に衝撃を受けたりしつつ、間違いのない確かな演出力、力強い木々とパリの街並みにどこかつきまとう不穏感、役者たちのナチュラルでリアルな芝居は大変魅力的で、監督の距離感もとても心地よかった。
のだが、突然親を亡くした子どもというシュチュエーションが個人的に身近過ぎたためか、7歳の女の子が色々我慢し過ぎじゃないか…と見ててちょっと辛くなった。一回くらい大暴れしてもよかったんじゃないかしら。
それと、主人公が勢いで彼女を引き受けるのは良いと思ったけど、どうやらこいつは時給の低そうなバイトしかしてないし、マジで大丈夫なの…と今後がだいぶ心配になった。フランスはこういうことに関する福祉の制度が日本なんかよりもっとしっかりしてるんだろうけど。
ステイシー・マーティンちゃんはやっぱめちゃくちゃ可愛いな〜ってのと、アマンダのお母さんの現役感に感心した。