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9.14

『たわわな気持ち』

バタバタと大阪帰ったりしながらちょっとダラけ過ぎましたね。帰省前に東京で見てた映画たちの個人的メモ。
過日、満席のテアトル新宿さんにて古澤健監督『たわわな気持ち』を拝見。監督初のピンク映画だそうな。
エロ雑誌のライターとして働く主人公の綾はサラリーマンの彼氏と同棲中。その彼氏役を監督本人が演じてらっしゃるんですが、それが超絶ウザいモラハラセクハラクソ野郎で、めっちゃイライラしながらもその完璧な最低っぷりに思わず笑ってしまうほど。丁寧なプレイシーンはちょっと本人楽しみ過ぎじゃないかと思わなくもなかったが。
自分は風俗嬢相手にキモいプレイを楽しむくせに、恋人には聖女であってほしいとほざく彼氏に対して欲求不満を募らせる綾、ひょんなことから彼のお気に入り風俗嬢と仲良くなり、ふたりは共謀して不穏なことを企てる…。
女の子の欲求はどんなものでも決して「聖なるもの」なんかじゃなく、男に抑えつけれられるなんて真っ平御免と、主人公が自分の欲望を解放するという物語は「そうだそうだ!」と深く共感できた、からこそ、最後の絡みシーンはもっとエロくてもよかったんじゃないかな、あと、あのオチはなくてもよかったんじゃないかな、などなど。