BLOG

5.01

『IT’S N0T ME イッツ・ノット・ミー』

池袋でカラックスが見れる時代かーと徒歩で劇場に向かい、レオス・カラックス監督『IT’S NOT ME』を鑑賞。42分と見やすくていいね。
見ながら、「こんなゴダールっぽい人やったっけ?」とちょっと驚いたけど、ゴダールよりもパーソナルでエモーショナルなモンタージュね。娘さん可愛い。父親に「監督はお前だ」とか言われてみたい人生。
過去のカラックス作品がいくつも出てくるけどノットミーなので自画像ではないとのこと、でかいスクリーンに映る若き日のビノシュやドニ・ラヴァンは眩しく、メルドは愛らしく、自画像でないならなんなんだってくらい内容の意味はわからないけど、でもセンスの良さの塊みたいな42分は非常に楽しかった。ちょっとかっこよ過ぎるなカラックスは。スクリーンで見るプーチンはきつかった。
ラストに現れるアネットちゃんにはまんまと胸を打たれてしまい、久しぶりに『スウィング・キッズ』(18年)まで見直したくなった。