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1.27

『ウォーフェア 戦地最前線』

『シビル・ウォー』が話題になったわりに上映回数減るの早くない?と慌てて、アレックス・ガーランド、レイ・メンドーサ監督『ウォーフェア』へ。『シビル・ウォー』が特に好きだったわけでもないけど、最近のアメリカを考えるとなんかこれも見といた方がいいのかなと思って。
<極限の95分、映画史上最もリアルな戦場>というコピーに、勝手に「手持ちカメラでごちゃごちゃしまくり系戦争映画」かと想像してたけど、まさかの真逆だった。
06年のイラクでアメリカ軍特殊部隊の8名が実際に体験した95分を忠実に再現した作品(共同監督のレイさんは元特殊部隊)、舞台になるのはなんてことないイラクの民家。
とりあえず乗り込んだその民家で、街の様子を監視してたら速攻それがバレて敵から先制攻撃を受けていきなり全面衝突。周りは敵だらけ、繰り返される援助要請、負傷した兵士、さらなる攻撃、士気を失ったリーダー、来ない援助、次から次へと淡々と地獄。そこに響く痛みに悶える兵士のものすごい叫び声や銃声、上司からの無線の音が一斉に響く迫力は普通の劇場でも凄かったけど、これはドルビーアトモスで見ればよかったと後悔。あの叫び声、私なら絶対「黙れ!!」って怒鳴ると思うねんけど、やっぱ特殊部隊は色々訓練されてるのね。
敵の顔も街の様子も指示を出してくる上司の存在も映されず、ただ現場でテンパってる兵士たちの姿。30分経ったあたりからあまりの逃げ場のなさに「疲れた、もうこの家から出してくれ」と思ってしまったのに、これが実際兵士たちが体験した戦場(民家)での時間の流れかと思うと、嫌過ぎる。かなり疲れたけど見てよかった。シビルウォーはフィクションであってくれ。
でもほんま、何が可哀想ってこの民家に住んでた普通のイラク市民よな。わけもわからんうちに一晩で家めちゃくちゃに破壊されてそりゃアメリカ人嫌われるわ。マジで戦争ってやりたい奴らだけが集まってその辺の原っぱとかでやってくれよ。