3.10
『ラストムービーPART2』
初めましての横浜シネマリンさんで、古澤健監督『ラストムービーPART2』を鑑賞。なぜシネマリンまで見に行ったかというとこれがシネマリンのために作ったシネマリンでしか見られない映画とのことらしいので。『横浜シネマゾン』(18年)と『狂人人脈』(25年)という短編作品も同時上映されたが、これは3本まとめて一本と思った方がいいのかな。
『ラストムービーPART2』は、映画についての映画、映画とは何かについての冒険/実験映画。「映画とは何か」と問いながら、フィルムとデジタルから縦型画面(スマホ)、VFXから死者の姿まで自由に駆使しつつ、でもそこには登場する人たちが常にマスクをつけてる日常という紛れもないコロナ禍が映っていて、主演の女の子たちも魅力的に撮られており、宇波拓の音楽もかっこよく、29分の短編映画ながらかなりの充実度。相変わらず変なことやってるなーと嬉しくなったものの、ここで繰り返される「カメラを使わないで撮られた映画は存在するのか」という問いが個人的にはイマイチ興味をひかれず、そんなことより(失礼)『横浜シネマゾン』の爽やかさや『狂人人脈』の禍々しさ(これが凄い)のカメラで撮られた映画の面白さで十分じゃないのかとか思ってしまった(不気味な画面に古澤監督御本人が出てくるとほんまに何考えてるかわからん中年過ぎて怖いのよ )。
いやしかし、横浜でしか見られないのはもったいない映画なことは確かなので、もっと色んな場所で上映されるといいなあ。

