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7.05

『帰郷』について

新宿に、萩生田宏治監督の『帰郷』を。

何の前情報もなく、ただ、西島秀俊のエロさをチェックしにいく、くらいの不純な動機で見に行ったのに、コレまた意外にアタリでした。

びっくりするくらい地味で、もっと上手く撮れるアマチュアの監督なんてザラにいるだろうけど、なんて言うか、久々に、避ける暇もないくらい直球の映画で、でもその直球さが決して独りよがりじゃなく、ちゃんとこっちに向ってくる感じで。(ほんまに口べたですんません…)

監督も役者さんも誠実にこの作品と関わったんだろうな、と、微笑ましく(偉そう)見せて頂きました。

劇中、西島秀俊と子役の女の子(守山玲愛。『ニワトリは裸足だ』の妹役の子)が唄う歌が、童謡マニアの私としてはちょっと「?」と思ったけれど、パンフレットを読んで、唄うシーンは女の子のアドリブだと知って納得。確かにそのシーンの2人のやりとりは演技を超えていて、とても良かった。

久しぶりに見た片岡礼子は、出演シーンは圧倒的に少ないのに、ものすごい存在感。

セリフを喋ってない時の方が何かを語っているように見えたのは、私だけかしら。

西島秀俊は、もちろん、相変わらずエロかった。いや、良かった。あの、何かを考えてんだか考えてないんだか、しっかりしてんだかいい加減だかわからない、常にちょっと困った顔。つかみ所のなさが大変素敵です。

ちなみに、この脚本は途中から西島秀俊のあて書きだったそうだが、確かに、彼以外の役者が演じるとウソ臭過ぎて見れなかったかも。(主人公は常にちょっと困ってるから)

なんとなーく、好きな映画。(私的には結構な褒め言葉)

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