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7.30

『毛皮族』体験

大学の先輩でもある江本純子さんが主宰・演出の劇団『毛皮族』の舞台「銭は君」を見に下北沢へ。

3年振りの毛皮族体験に胸を躍らせながら会場に入ると、そこでまず、姉の同級生がスタッフとして働いていて、死ぬ程びっくりする。約8年振りくらいの再会。ほんまに世の中何が起こるかわからんもんやねぇ。

舞台は、とりあえず、江本さんの圧倒的な魅力にやられる。こんなにうっとりするのは久しぶり、ってくらい、うっとりした。かっこ良かった。

他の女優さんたちがニップレスで歌い踊って、早口でまくしたてて台詞を言う姿も、とても素敵であった。

こんなにも軽やかに、面白く「女性の身体」を使って何かを表現できる能力の持ち主を、私は江本さんしか知らない。

女を捨てるか、女を売りにするか。下らないことのようだけど、今の社会では、女性はこのどちらかを選ばずにやっていくことはほぼ不可能に近い。

がしかし、江本さんはそのどちらでもない場所にいる。大嫌いな言葉やけど、「才能」とか「天才」という表現をしたくなるような力で。

勿論、めちゃくちゃな苦労や努力や勉強をしてらっしゃるんだろうけど、それだけじゃどーにもならないものを持っている、すごい人です。

自分たちの世代にこういう女性がいるということがとても嬉しく、この先がとても楽しみ。