9.18
マブゼ体験
前日の12時間睡眠のおかげで早起き成功!
これだけは見逃したくなかったフリッツ・ラングの『ドクトル・マブゼ』に間に合う。(『ソドムの市』バカとしてはマストでしょ!)
前・後編合して268分、確かにマブゼは悪人だった。結局何がしたいのかわからなかったけど、とりあえず悪いことをしていた。恐ろしかった。
賭博師であり催眠術師であるマブゼが、偽札を作ったり、人を殺したり、ただそれだけの話と言えばそうなのに、そんな話がここまで人を引きつける(北杜夫氏程ハマりはしなかったが…)なんて、なんか、改めて映画の怖さみたいなものを感じました。高橋洋氏曰く、マブゼは「犯罪の賭博師」。なるほど。(話飛ぶけど、黒沢清監督の『CURE』には、あの催眠術を伝導する理由って何かあったっけ…??)
資料によると、マブゼ映画はこの他にもシリーズが幾つかあるらしく。なんとかして見れないものか。
それにしても。
有楽町朝日ホールの椅子に、この長丁場はキツかった…。いくら休憩があるとは言え、尾てい骨にやや問題有りの私には辛過ぎたっす。
そして今夜は、遠くまで旅する人たちにあふれる幸せを祈ります。ナム三。