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9.19

ダンカン見直す、の巻

伊勢丹の化粧品売り場でひと踊りしてから、ダンカン監督『七人の弔』を見に行く。

ダンカンの、あの、常に半泣き顔が苦手で、あんまり乗り気はしなかったのだが、これが意外なことに(失礼)結構グーな映画でした。

何と言うか、中途半端な映画的教養を拠り所にしてるとかじゃなく、ちゃんと「面白い映画を作る」という気持ちを拠り所に、丁寧に作られている感じがして。でも決してどーでもいいようなものを作って「大衆ウケする面白い映画」を目指してるわけではなく、物語のネタのブラックさとラストのブルーさで「ダンカンやるなぁ」と思わせられる。うむ、中々面白かったです。いしのようこの過剰な芝居が惜しい。

今年の冬のコートを断念してもいいから、ドトールのジャーマンドッククッションが欲しいです。