新宿にて
ここ最近とてもお世話になっている飲み屋のマスターが、実は(失礼)映画監督で、その方の作品が上映される貴重な機会ということで、真っ昼間から新宿ゴールデン街に足を運ぶ。
キム・テグワン監督『息もできない長いKISS』。
普段酔っ払ってバカ話しかしたことない方だったので、作品を見てかなりロマンティストだという事実を知ってびっくり…。実はそうだったのね、みたいな。
いや、ところどころ超純情なロマンティック映画だけど、全体的にはめちゃくちゃ考えられた、でも真面目過ぎず硬過ぎず、とてもバランスのいい面白い作品でした。
いわゆる『パルプ・フィクション』風の時間軸をずらして進んでいく映画(『運命じゃない人』とか)の中では、かなり好きかも。ふざけてんだか本気なんだかわからない、「え、今までのことなんだったの!?」と突っ込まずにはいられないラスト10分も、かなりツボでした。男性の俳優さんがもうちょっと頑張ってくれれば…。それだけが惜しいところです。
ビデオも発売されているらしいので、皆さん是非。
その後、会場の流れでなぜか詩の朗読会にジョインすることに…。
かなり場違いだったけど、自分の意志じゃ絶対に有り得ない場だったので、全てが想像がつかな過ぎで結構楽しかった。が、ステージに立って詩を朗読することを勧められた時は断固拒否させて頂きました…。(キム監督は即興詩もお得意、ということが判明)
更にその後、めちゃ反対したにもかかわらず、友だちに無理矢理ビリヤードに連行される。
私、自分はまるいけど、ボールは嫌いなんです。球技全般、この世からなくなっても半年くらい気付かないくらい興味なし。
ぶーぶー言いながら棒(名称忘れた)をテキトーに振り回し、ちょっと面白いと感じ始めてる自分を見て見ぬフリしておきました。
本日の結論、ジンギスカン万歳!