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11.16

女子ですから

新宿に出るとやたらと人が少なく、空気が澄んでいて気持ちいい。よろしい。

が、そんな爽やかな気分も歌舞伎町の下水の臭いでぶっ飛ぶ。悲しい。

水曜は映画の日、なので、本日はテリー・ギリアム監督の『ブラザーズ・グリム』を。

テリー・ギリアム、作品に大した興味はないけれど(「モンティ・パイソン」ろくに見てないし)、前作『ロスト・イン・ラマンチャ』以来監督本人に興味津々。役者が脱ぐ時に自分も脱いじゃう監督に悪いヤツなし!

と、内容にはあまり期待せずに見始めるも、結構相当面白かった。映画のスケールのでかさに対し、細かいギャグへの配慮し過ぎ。そしてギャグセンス良すぎ。素敵。

で、マット・デイモンがかっこ良し。以前は何がいいのかほんまにわからんかった役者やけど、最近の彼の仕事の選び方のあまりのセンスの良さにほれぼれ。『ふたりにクギづけ』と『GERRY』をやってのける俳優なんてそういませんよー。

弟役(ヒース・レンジャー)の役者さんも、初めて見たけど中々よろし。モニカ・ベルッチはやっぱり美しかった。

見てる途中、「私は馬がかっこよく走る映画が好きだ!」という事実に気付く。かっこいいのよ、馬とカラスが。

サービスデーだからかなのかわかんないけど、でっかい劇場にかなりのお客さんの数。『チャーリーと…』のように、もっとメルヘンチックなグリム童話を期待してる人たちだとしたら、またもやちょっとしたトラウマになるんじゃないだろうか(かなり陰惨なシーン多々あり)、と他人事ながら心配しつつも、かるーく「久しぶりに映画でも見ようか」なんて気分で選んだ作品がこれだと、それはそれで幸せなことやなぁ、なんて思いつつ。

その後、友人の誕生祝いの名の下、2週間程溜まっていた「焼き肉食べたい欲」を満たす。次はカレーだ。いや、和食か。

更にその後、大してワイン好きでもないくせに解禁直後にボージョレーを買いに走り、飲み過ぎて撃沈。