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2.11

二度目エリエリ

結局昨日の中途半端な仮眠のため、夜が空けてから就寝し、目が覚めたのは午後の2時…。が、今日の予定は夜8時半スタートなので大丈夫なのであった。

祭日の週末の渋谷の夜にくり出して、まずは『VIRON』にて優雅にディナー。おいしい料理と素敵なお姉様に囲まれて満足しまくりの時間を過ごし、いざシネセゾンで行われる『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(青山真治監督)と、一夜限定公開の作家阿部和重さんが監督されたメイキングが上映されるオールナイトへと向かう。

……まあ、上映10分前までデザートにうっとりしていた私たちが悪いのですが、チケット売り場で告げられた「立ち見です」という冷酷な言葉に一瞬凍る。それでもせっかく来たのだから、と券を購入したところで救いの手が差し伸べられ、無事席を確保。持つべきものは映画好きの気がきく友だちですね~。

『エリ・エリ…』は一度試写で拝見していたのだが、劇場のせいか座席(今回は前から2列目)かはたまた作品の力のせいか、前回以上に打ちのめされる。やられまくる。同じ映画を見返す習慣がほとんどない自分をかなり反省。

勝負する気なんてこれっぽちもないけれど、映画を見ながら、大海原を前にした中原昌也氏と同じ台詞を呟かずにはいられないのでした。

これから『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』をご覧になろうとお考えの方、監督によると「前から6列目までが爆音を体感出来る!」とのことなので、是非お試しあれ。

そして時間は24時を周り、次はメイキング上映…。つづく。