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2.24

ドイツ?フランス??

すごいね、三寒四温。

フィルムセンターの「ドイツ・オーストリア映画名作選」、まだまだ続くと思っていたら、いつのまにか最終上映に突入してた。

本日の作品は、ジャック・フェデー監督の『旅する人々』。フランスの監督と思ってたのにドイツで映画撮ってたのかめずらしいな、これを逃したら多分一生見れないんだろうな、と考えると急にものすごく見たくなったので行ってみる。一期一会?(決して、ネイルサロン帰りに時間と場所が丁度良かったから見たわけではない)

サーカス一座の物語、というので、勝手にのんびりとした牧歌的な映画を想像してたら、全く違ってちょっと焦る。サーカスどころか、移動遊園地ばりの規模の集団で、お話が進むスピードもかなり早し。おもろ。

とにかく、母親役の女優がかっこよし!キャラクターが男前で素敵ってのもあるけれど、役者本人が虎やライオン相手に芸をするシーンを演じてしまってるところにもかなり惚れた。チャップリンの『サーカス』以来、こんなの見たの。

息子のキャラクターのあまりの自分勝手さはいかがなものかと思ったけれど、まあ、いつの時代もどこの国でもこんなもんよね、男なんて…。

色々かっこよかったけど、特に、母親が虎と曲芸をしている時に停電になるシーン(マジ怖い)と、息子が道化を演じている時同時に父親が警察に追われるシーン(マジ泣ける)にはかなりドキドキさせられました。

見終わった後の感じは、やっぱり、ドイツ映画を見て感じるあの独特のブラック&クレイジーさよりもフランス映画に近いかもしれない、かな。と、よくわからないくせに言ってみる。

また話めっちゃ変わるけど、荒川静香のお母さんてジーナ・ローランズに似てない?特に今回のオリンピックを見てる時。

フィギュアスケート、スポーツとしても芸術としてもなんの興味もないけれど、まあ金メダル取れて良かったねとは思うけれど、私が応援するのはロシアのスルツカヤなのであった。なぜなら彼女は私と同じ病気だから!すごいよー。