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3.15

久々の香港映画

昨年の東京フィルメックスで上映された際に、某バーのママが「なかなかおもしろかったよお」と仰っていたのを聞いた時からずっと気になっていた香港映画『SPL 殺破狼』(邦題は『SPL 狼よ静かに死ね』)がいつのまにか公開されていることに気付いたので見に行く。監督はウィルソン・イップ。

冒頭から、かなり大袈裟な音楽&演出&カーアクションに思わずにやける。そのまま最後まで、久しぶりに思いっきり格好つけたアクション映画で、気持ち良かった。お話は、わかりやすい刑事とマフィアの復讐をめぐる物語やけど、予想以上に楽しめた。「おっ」と驚くようなかっこいいシーンも有り(白い殺し屋が闇に消えるところとか!)。暑苦しい程の男臭さも、メインキャストがみんなちょっとアホ過ぎて笑って許せる。いいヤツなのはわかるけどさあ、みたいな。

でもとにかく見どころは、格闘シーン。多分CGは使ってないと思うけど、それにしては人間業とは思えない身体の動き(最後はあまりにも格闘ゲームし過ぎでしたがね)。あれは一見の価値有り。

でもでもそれ以上に、久しぶりに見たサモ・ハン・キンポー改めサモ・ハンの太りっぷり&身体のキレの良さっぷり。超巨体で、めちゃくちゃ動くの。ジャッキー・チェン映画での彼との違いは一見の価値大有り。

悔やまれるとしたら、主要キャラの刑事2人があまりにもゲイっぽ過ぎて素直にかっこいいと思えないところ…。もうちょっとノンケ風希望。

あんまり話題になってない作品ですが、有頂天ホテル的なものを見るなら、絶対こっち見た方がいいと思うよ。あくまで想像ですが。

『ゲド戦記』の予告を初めて見る。うーーんビミョーーー。