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3.21

満足なり

新宿伊勢丹で軽く舞い踊ってから、京橋に移動し、フィルムセンターにてデトレフ・ジールク(亡命前のダグラス・サーク)監督『思ひ出の曲』を見る。客席はほぼ満員状態。

往年の少女マンガのようなわかりやすい生き別れの親娘や身分の違う恋をめぐる物語のミュージカル映画。作品自体も映画としてめちゃくちゃシンプル。完璧に素晴らしく面白い。唄うシーンは勿論、入浴シーンの妙なエロさと、ちょっとしたギャグセンスも最高。前日の睡眠時間4時間というキツいコンディションだったにも関わらず、寝ずに完走。ラストのコンサートのシーンでは涙、しそうになったが、隣りに座っていた女性のあまりの号泣っぷりに圧倒されてしまい、流れず。心の中で泣かせて頂きました。

女給役の女優の衣装がなぜあんなに現代の風俗嬢みたいだったのかだけが引っかかるも、大満足の映画体験でしたー。

映画後は、銀座にてティー・オンザロックという名の、その実ただのアイスティーを飲んで、今日は大人しく帰宅。たまには休肝しないとね…。