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3.24

京橋漬け漬け

今日も元気に1人でフィルムセンターへ。1月から通い続けた「松竹映画探索」も今週で終わり。

一本目は、森崎東監督の『藍より青く』(73年)。NHKの連ドラの映画化、らしいが、ドラマは見たコトなし。戦争時代に徴兵を控えた漁師と恋人が結婚するまでの物語。天草地方の方言が始めはキツかったけど、だんだん慣れた。

いやはや、今更言うことでもないが、やっぱり森崎東はたまらなく素晴らしい。C。やっぱり大好き。毎度のことながら、老若男女が入り乱れて暴れてるだけのシーンでなぜこんなに泣けるのか。

他にも色々サブイボ立ちまくりの場面はあったけど、彼が恋人を旅館に迎えに結婚を許してもらえたという報告をに行く、ハッピー絶頂のところで兵隊の行進が目の前を通る、そのシーンが個人的には印象的でした。かっこいいことするなあ、と。

ラストの迫力ありまくりの台風、見終わってからチラシを読んで本物だと知ってびっくり。無茶し過ぎ。(ラストのラストカットがまた泣ける…)

主演の、若き日の松坂慶子が可愛い。特に序盤の自分からプロポーズする時の表情がよろしかった。アップの時の瞬きのしなささもお見事。三国連太郎、やっぱり息子より好き。

2本目は、今回の特集で初めて知ってハマった山根成之監督の『同棲時代 今日子と次郎』(73年)。

さ、さすが上村一夫先生原作。エロい、エロ過ぎる。そしてブルー過ぎる。男の吐く台詞がひどいのなんのって…。

まさかフィルムセンターのスクリーンで由美かおるのヌードや生々し過ぎるセックスシーン、果てはSMプレイが見れるなんて思ってませんでした。年齢層激高の客席に刺激が過ぎるんじゃないかと老婆心まで抱いてしまいました…。由美かおる、めっちゃ可愛いけど服着ててもなぜかなんかエロいし(足のキレイには感動)。

いや、そんなことはどうでもよくて、映画自体は立派な青春映画で、主演の男女の別れる別れないだけの話が全く退屈せず。ストップモーションや台詞のふき出し(!)が多用される不思議な作品ではあったが、きちんと面白かったです。山根成之もっと見たいなー。

生まれて初めて、名古屋名物味噌煮込みうどんなるものを食す。美味しかった。