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4.27

山中貞雄の甥だったんですね…

予告チラシを見た時から血湧き肉踊る程興奮して楽しみにしていた(そのわりには始まってから6日も経ってますが…)渋谷シネマヴェーラでの加藤泰監督特集を見に行く。

1964年の作品『幕末残酷物語』。

上映が始まるまで、作品の内容はもちろん、タイトルさえきちんと確認してなかったので、上映開始5秒くらいで不安がよぎる。新撰組か…、未だにちゃんとした物語とか登場人物をよくわかってないのよね…、と。

でもしばらく見ていると、新撰組がどうのこうのより、とりあえず、出てくる役者達のあまりの狂いっぷりに圧倒されまくって、話の流れとかどうでもよくなる(あかんけど)。ほんまに、よくこんなヤバ過ぎる目をした人たち集めたなあって感動するくらい、どいつもこいつもすっごい顔してるの。ちょっと本気で怖かった。映画自体もムダに血飛びまくり過ぎで恐ろしいし。かっこいいけど。

お話は、いわゆる新撰組とはまた違う、新撰組という組織内についてのもの。男たちの友情あり裏切りありゲイあり狂気あり、の中で唯一出てくる藤純子の可愛いことキレイことと言ったらもう。髪を洗ってるだけでエロ過ぎ(だいたい、モノクロ画面の中の肌につく水滴ってのはそれだけで十分エロい)。

と、役者の顔を見るのでいっぱいいっぱいだったんですが、ひとつだけすごい発見が。整えられたちょんまげは、真上から見ると大阪市のマークに見えます。

本当は2本立てなのだけれど、その後用が控えていたため泣く泣く1本だけ見て映画館を去る。無念。

今日1日で2本も傘をどっかに置き忘れてきた。無念。