6.07
ただいまー
ということで、6月の第一次多忙期終了。無事日常に帰還。
ということで、有り得ないラインナップ!と噂のフィルムセンターの「フランス古典映画への誘い」に1日遅れでデビュー。
1本目の、ルネ・クレール監督の『イタリアの麦藁帽子』(27)、よくもまあ、無声映画で122分間、麦藁帽子ひとつをネタにここまで次から次へと面白いこと思いつくなあと感動のコメディ。それがいちいち笑えるし、会場内も大爆笑(特に女性)。不勉強な私は、ほとんどルネ・クレール監督作品を未見なのですが、ちょっとそんな26年間を反省。
で、2本目の、ジャン・ルノワール監督『のらくら兵』(28)なんですが、映画冒頭のキスシーンから130分後のラストのキスシーンまで、とりあえずひたすらうっとりしてた記憶しか無し。ごめん。これも無声映画の喜劇で、もちろん大笑い。でも泣いたよ、ミシェル・シモンの姿に。自分でもなんでかよう分からんけど。
斜め後ろ辺りに座って爆睡してた男性客のいびきが、苛立ちを通り越して「睡眠時無呼吸症候群か!?」と心配になる程激しかったことがちょっと悔やまれるが、それでも、ルノワールの前ではいびきなんて~。ああ、なぜ96年に東京に住んで映画を見てる大人じゃなかったのかと、己の生を反省してしまう。そんな1日。