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7.24

水橋研二は阿部和重に似ている

ぎろっぽんなんて滅多に足を運ばないんだけど、見たい映画がそこでしかやってないと言うなら行かないわけには行かず。シネマート六本木という新しい映画館に廣木隆一監督の『恋する日曜日』を。

ロビーに入った瞬間、「東京のHOTな場所のミニシアターに似つかわしくない客層!」とびっくりしたら、別の上映特集『イ・ビョンホン祭り』目的のおばさま集団だった。個人的には100%アンチ韓流やけど、こういう世代の女性(例・ウチの母)を行動的にさせてしまう程のパワーはやっぱりすごいし意味があるかもしれないと思ってしまう。普段なら絶対こんなところに来ないような人たちだろうに。

って、そんなことはどうでもよくて、『恋する日曜日』(←公式HPが見つからなかったのでとりあえずわかりやすかったものを。プロデューサー、立派な人とは思うけど名前おかしくない?)。大変良く出来た爽やか青春映画。地味な役者と地味な設定(転校前の女子高生が幼なじみに告白するかをひたすら悩む一日の物語)と、お金かかってないなあと思える撮影(まあDV撮影が気になったけど、それは仕方なし)でも、十分満足。廣木監督がこんな可愛い映画を撮るなんて驚き(『ガールフレンド』は作意的過ぎて好きじゃなかってんけど、これはベタとかを通り越して普通に面白い恋愛映画だったので良し)。久しぶりに手を繋ぐ瞬間とかキスシーンにドキドキしてしまったぜ。細かい会話と全体の映像のバランスも嫌味じゃなくて良かった。

主演の水橋貴己が、顔の作りといい体型といい、あまりにフツーの女の子っぽくて、この子で89分持つのかしらと一瞬不安になったけどそれも大丈夫だった。華があるわけでも芝居が上手いわけでもないねんけどなんか良かった(何一つ言いたいこと伝わってないですね。ごめん)。他の役者も素人っぽくて、それはいいねんけど、男の子たちがあまり魅力的でなかったのがやや残念。まあこの年齢ならしゃーないか。

現実的には、女子校&色恋や部活に興味ゼロだった高校生の私にとっては漫画か映画でしかこんな胸キュンは経験(かなりヴァーチャル)したことないから共感は全く出来ず、ひと時の夢を見せて頂きました。よかよか。

あ、昨日の続きはまた後日…。