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7.27

おっさん反対

特に廣木隆一監督の大ファン!ってワケではないんですが、なぜか今週は廣木ウィーク。新宿K’s cinema(六本木に続きここも初めて)に『やわらかい生活』をレイトショーで見に行く。予想以上に混んでてちょっとびっくり。

いやあ、全然つまらなくないんですけどね。いいシーンはいっぱいあったし、お風呂屋さんとか煙突とかタイヤ怪獣とか面白かったし、寺島しのぶと豊川悦司も良かったし(妻夫木はちょっとなあ…)、鈴木一博さんのカメラも相変わらず良かったし。…が、見てる途中で以前にも感じたことのある怒りがフツフツと心の隅から沸き出して…。そう、これは廣木監督&荒井晴彦脚本コンビの前作『ヴァイブレータ』を見た時と同じ怒り。あまりにも、主人公の女性のキャラクターが分かりやす過ぎる。っつーか、おっさん達のドリーム過ぎる。かなり面倒だけど、最終的には素直でバカでオレがいなきゃ駄目な女、みたいな。そんなもん見せられてもなあ。ってかそんな女いねーよ!いたとしてもお前らの前では芝居してんだよ!と優しく教えてあげたくなる。チラシには『「優子は私!!」と共感を集めている』って書いてるけど、世間に躁鬱病の人間がそんなにいるかよ。(本気でそう思う人に罪はないんだけどね。友だちにはならないけどね。)あと、このラストが一種の絶望感を表してるとしても、こういう女には大したことなさ過ぎる。そう言う意味で、やはり『LOFT』は偉大だった。

と、えらく悪態づいてしまうのも、全ては126分という長さのせい。これが『恋する日曜日』みたく90分程度の作品なら嫌味なくいい映画になってただろうに。どんなキャラクターであれ、1人の女で2時間保たすってのはしんどいはず、と思うんですがいかがでしょう。

祝!「英語漬け」ランクA!