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9.08

ポイント万歳

ユーロスペース会員カードのポイントが溜まったので、ここぞとばかりにツァイ・ミンリャン監督の『楽日』を見に行く。無料だぜ。

上映は今回が初めてだけど03年の作品、だそうな。ツァイ監督ファンとしてはなんで公開までこんな時間かかってるのか文句言いたいところだけど、遅れながらも見れるということで今回はおとなしくしておく。

映画は、冒頭からひたすら無人のどでかい映画館の客席がただ映ってる(5分くらい)、という映像から始まる。その間中スクリーンにはある映画が流れているのだけれど、台湾映画に関する知識が限りなくゼロに近い私には何の映画かわからず…(チラシによるとキン・フー監督の『龍門客棧』だそうな)。そしてその客席で展開されること(まあ、ハッテン場化してたり)と劇場で働いているおねえさんの姿(地味。足が悪い。)をゆーっくりじーっくりこれでもかってほど見せられ、久しぶりにツァイ・ミンリャン監督の映画を見た時に感じる「ああ、なんでこんなもんわざわざお金払って見てんねんやろ私…」感覚を思い出す(あ、今回はタダだった)。しょうもないとか不愉快とかじゃなく、なんか、ぼーっとしてれば見なくて良かったものを見せられた感じと言うか。

が、相変わらず最後には愛に溢れている。恐らく超重要キャラのおじいちゃん2人(でも具体的に誰かは全くわからず…。チラシによると『龍門客棧』に出ている方だそうな)が対面するシーンには、わけわかってないくせに涙。映写技師のおにいちゃんがあん饅(?)発見するシーンにも涙。台湾映画についてもっと勉強しなきゃなと反省する。台湾の映画館は本当に喫煙可なのかがかなり気になる。

賛否両論のツァイ監督ですが、私はやっぱりかなり好きかも。『西瓜』も楽しみだす。

夜は、新宿でまいうーなイタリアン。久しぶりに上質のパスタを食べて満足じゃ。