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9.13

『拳銃は俺のパスポート』

昨日は24時間近く起床という偉業を成し遂げ、今日も朝早い内科の診察に間に合う。すごいすごい。そして夕方には映画まで見に行く。えらいえらい。

フィルムセンターにて、『拳銃(コルト)は俺のパスポート』(野村孝監督。67年)。若かりし宍戸錠が見たくて行ったのだが、これがまたどえらくかっこ良くて面白い映画で、1人興奮しまくる。前半の狙撃シーンから「うおお」と心の中で唸り、その後も唸りっ放し。敵との車のやり取りとか車の捨て方とか車からの降り方とかほんますごいのよ(最後の銃撃戦シーンで「あれ、これどっかで見たことある」と思ったら、ついこないだ見た篠崎誠監督の『殺しのはらわた』なことに気付く…)。ジョーも、始めはさすがにほっぺたふくらみ過ぎやろと突っ込みかけたが、あまりに素敵なコルト使いに惚れる。なのに最後はダイナマイトで〆るあたりも素敵…。小林千登勢とのラブストーリーも渋くてさあ。ふたりでトラック乗ってるシーンが泣ける。ジェリー藤尾の歌も泣ける。宍戸錠が殺し屋、と言えば鈴木清順の『殺しの烙印』(67年。同じ年)と思い込んでいたけれど、いやはやこんな映画があったとは。不勉強って怖いですね。

見た後、全くのスタントなしで撮られたと聞いてびっくり。ジョーすげー。

夜は、親切な店員さんのもとうなぎの串焼きを食べまくる。色々注文して「旨い!旨い!」と騒いだのに、何を食べたのかは一切覚えてない。