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10.03

侯孝賢デー

50インチのプラズマTVを手に入れても尚、DVD・ビデオ観賞の類いにどうしても慣れられない私にとっては大変嬉しいシネマヴェーラでの侯孝賢(ホウ・シャオシエン)監督特集。初期のも含めほとんど見てるしなー、なんて思いながら上映作品のラインナップを見て超反省。ぼろぼろ見落としまくり(ちなみに侯監督はミーハー丸出しの女子大生にも笑顔で優しくサインしてくれるいい人)。

なので、本日はまず『風が踊る』(81年)。盲目の青年とカメラマンの女性の恋、その物語も素敵だし(ラストがかがり現代的でかっこいい)、2人が出会うシーンなんかもめちゃいいんだけど、やっぱり田舎の道や学校を子どもたちが遊んだり走ったりするシーンに心躍ってしまう(小学校で生徒たちが唄う「あおげば尊し」の日本語字幕に度肝抜かれる。「豚足に塩卵~」とかなの)。こういうのを候孝賢にやられるとね。冒頭の牛の糞のアップとか見てると監督自身が子どもなんじゃないかと思ったりもするけど。ああ、やっぱりこの機会に『冬冬の夏休み』を見直そうか。

で、2本目には、長年スクリーンで見ることを恋焦がれていた『戯夢人生』(93年)。が、上映直前にDVD上映と知ってショックショックショック。あまりのショックに受付で大声出してしまうも、他のお客さんたちはとても静かに対応していたので恥ずかしかった。

それでもまあどうせ暇やし、と結局見ることにする。結果、あまりの面白さに見て良かったと思えたが、いつかはフィルムで見たいな…。終盤ディスクの調子悪くてスローになったりしてたし…。

それにしても、なぜ、ただ人が静かに生まれたり死んだりするだけの映画がこんなに素晴らしいのか。なぜ、李天禄はいつ見ても、見てるだけで泣けるのか。ああ、やっぱりこの機会に『悲情城市』を見直そうか。