10.11
『靴に恋する人魚』
ただ「ビビアン・スーを眺めたい」という下心を満たすためだけに見に行った『靴に恋する人魚』という映画が予想以上に面白く、嬉しかった。監督・脚本は、ロビン・リーという新人女性監督(えらい美人)だそうだが、今から次回作が楽しみ(なんでナレーションがアンディ・ラウなのかと疑問に思ってたら、彼が作った新人監督支援プロジェクトの第一弾作品なそうな。ええ国やなあ)。
おとぎ話をベースにした物語に、本当に絵本から飛び出したみたいなラブリーな映像&キャラクターと、ふと現れる現実的な感覚のバランスが丁度良く。まさか泣かされるとは思ってなかった(今更ながら改めて『アメリ』がいかにどうでもいい映画かを思い出してしまったり)。シンデレラや人魚姫が王子様と結ばれて、その後どうなのよ?と、相川七瀬ばりに夢見る少女じゃいられない女性には見て欲しい(新宿での上映は明後日までですけど…)。モチロン男性にも。ただのガーリームービーとして処理されるのは勿体ない。
美術や衣装(ロケ地までも!)の可愛さも、アジア映画では稀に見る満足度。無理にフランスっぽくしてるとかじゃなく、アジアっぽい色彩感覚(=派手)で作られた世界が乙女心をくすぐる(上にリンク張ってるHPも素敵なの)。音楽も可愛くて洒落ててねー(久しぶりに劇場の音響にも満足)。
そしてビビアン・スー。可愛いったりゃありゃしない(足もキレイ)。明日からリップグロスとパフスリーブのブラウスはマストアイテムとすることに決定。