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1.20

『リトル・ミス・サンシャイン』

勝手に『イカとクジラ』を見るなら『リトル・ミス・サンシャイン』(ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督)という作品も見なきゃいけない、と思い込んでたので、「イカクジ」がつまんなかったけど変な義務感にかられて「リトサン」を見に行く。

「イカクジ」同様アメリカの新人監督、家族の再生(意味わかんないけど)がテーマ、やっぱり今更興味持てねーなと斜に構えながら見始めたのだけれど、ラストにはうっかり涙を流してしまった。面白かったのである。

9歳の妹のミスコン出場のために一家がバスでカリフォルニアに向かうドタバタ(語彙が古くてごめんなさい)ロードムービー。まずこのバスが単純に見てて楽しくてよろしい。エンジンが壊れて止まれないのでみんなが飛び乗って行くのとか愉快だし(こういう感覚が「イカクジ」にはなかった。だからつまんないと思ってしまった)。泣ける映画には不可欠の(と私は信じている)歌って踊るシーンが泣けたのもよろしい。あの瞬間でこの映画における家族の意味がちゃんとわかった。壊れかけた家族に問題児の伯父さんやおじいちゃんを絡ませたのも、話を窮屈にさせないためのいい効果が出てて良かった。何とも不思議な顔の兄役の役者も良かった。妹役の少女の体型がかなり気になった(ほんまにビア樽みたいなの。『サイン』の時はあんなじゃなかったような)。それにしても、家族の中で父親=アホというキャラクター設定はいつのまに定着したのか。

家族がテーマの映画は本当に見飽きたと最近騒いでいたのだけれど、この作品を見てちょっと考え直せそうな気がします。土曜だからかお客さんが結構入ってたけど、ヒットしてる様で何より。監督は御夫婦だそうで、次回作が楽しみです。