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1.27

『犬神家の一族』

女友達と連れ立って3人で映画鑑賞、なんて久しぶりなのでちょっぴり緊張。見た映画は『犬神家の一族』(市川崑監督)ですけど。公開から大分経ってるのにえらい混雑しててびっくり。

同監督による76年の犬神家は見てないんですよねー。だから比較してああだこうだは言えないけど、映画の舞台や雰囲気にえらく昭和の香りがしたから多分とても忠実なリメイクなんだと思う。故に、なんでこの映画をこのキャストで07(06か)年に作らなきゃいけなかったのか、その必然性がよくわからず…。今これ作って誰が何がしたいんやろ?という思いが頭から離れず、推理について行きそびれる。

あと、わざとらしい大芝居をさせるのが狙いだとして、それだと松坂慶子や萬田久子、奥菜恵はよく頑張っていたと思うけど、重要なはずの死体の人形があまりにもちゃっちいので映画全体でふざけてんのかなと思ってしまった。昭和22年の設定なのに有り得ないモーターボートが登場するのも冗談なのかな。よくわからん。かなり歳いってるはずの石坂浩二が可愛いのには驚いた。松嶋菜々子はやはり鼻の下の線が濃過ぎると思った。