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1.29

国立新美術館

そんな毎日映画とテニスばっかり見て生きてるわけじゃないんですよ私だって。ってことで、今日は1月にオープンしたばかりの国立新美術館に芸術観賞しに行く。

黒川紀章による大変立派で洗練されたかっこいい建物にひどく感心しながら、第一声に「うわー、掃除大変そう」と叫んでしまう自分がイヤ。

オープニングとして行われていた「20世紀美術探検」という展覧会を見たのだけれど、想像を超える会場の大きさ&作品の豊富さで、全部を見て回るのにかなり時間と体力を消耗したがすごく楽しかった。「めっちゃかっこいい!」と感じた作品が幾つもあったのに、悲しいかな、作品名や作者名などの固有名詞は忘却の彼方に。横文字は苦手。そんな自分がイヤ。

でもほんと、建物も内容も面白いし、素敵なレストランはあるし、ミュージアムショップには「お父さんは心配性」(岡田あーみん)が売ってるし、トイレの数は多いしで、大変充実した場所でありました。

が、しかし。一応私、過去にはヨーロッパまで行ってモネやらセザンヌやらのアトリエを訪れたことがあったり、趣味で時々油絵を描いたりするのに、なんでか、美術館や写真展に行く度に「こんなハイソな場所にいることが場違いに思えて仕方ない」感を抱いて落ち着かなくなる。ムダに腰が低くなったり、なに柄にもないことやってんの私と自嘲したくなったり。これってもっと歳をとればなくなるものなのかな。それとも単にお里の問題なのかしら…。