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2.16

『ベレジーナ』

そして予想外の二日酔いによりお日さんが出てる間の予定は全部キャンセル。ごめん。

夜な夜な街に出て、ユーロスペースのダニエル・シュミット監督特集最終日にはなんとか。本日は監督の遺作『ベレジーナ』(99年)。いつものようになんの予備知識もなく見始めて、あまりのギャグレベルの高さに驚きまくる。こんなアホらしくていいのかと不安になるほど。めちゃくちゃ面白かった。

スイス国籍取得を夢見る心美しいロシア娘が高級娼婦として利用され、色々色々あった挙げ句ラストには彼女が国を作ってしまうというおとぎ話のような素敵な物語…。彼女を買う国のトップたちはみんな変態プレイがお好き。笑える。でも花火のシーンや彼女が唄う場面は美しくてうっとり。そして彼女が自殺未遂を図ってからのおじいちゃんたちの活躍っぷりには声を出して笑ってしまった。旗の出し方とか。

今まで数本見たシュミット監督の作品とはやや雰囲気が違う様にも感じたけど、凄い映画には違いなく、大満足であった。

あ、先日なくしたパンフレットは無事発見されました…。