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2.28

『グアンタナモ、僕達が見た真実』

夜遅めスタートのパーティーの前に映画でも、と軽い気持ちで『グアンタナモ、僕達が見た真実』(マイケル・ウィンターボトム&マット・ホワイトクロス監督)を見たのだけれど、作品のチョイスが悪かったっぽい。めでたいことの前に見る映画じゃなかった。観賞後はかなりブルー。

全く無実でごく普通のパキスタン系イギリス人の青年3人(当時は十代)がアフガニスタンでアメリカに拘束され2年以上グアンタナモの収容所生活を強いられた、という実話についてのドキュメンタリーのようなフィクションのような。本人たちのインタビュー挟みつつ再現ドラマありつつ。で、そのグアンタナモで容疑者が収容されてる檻や拷問の様子の描写が本当に酷くて見ててものすごく悲しくなる(まじ動物園みたいだったり滅茶苦茶な尋問だったり)。プロデューサーさんが予算を惜しまなかったと言うくらい力を入れて作ったセットなんだから相当丁寧に実際のものに即してるんだろうと思うと更に。ううむ。『幸せのちから』なんて映画を作ってヒットさせてる国の現実と真実がこれかと考えるとやりきれないものです。でも見てよかったです。ラスト、収容されてた青年の1人が言った「世界はいいところじゃない」という言葉が印象に残る。

ウィンターボトム監督、『ひかりのまち』の何とも言えない暗さと痛さが私は結構好きなんですがね。

で、夜はかわいこちゃんの23歳のお誕生日を祝う会。肌ぱんぱんなのな。