3.01
『吸血蛾』
で、パーティー終了後女子を2人お持ち帰りして、そのまま3人で大人しく就寝。のはずが、昼頃起床すると台所にはビールの空き缶がゴロゴロ。私より数時間早く起きた彼女たちが宴の続きを催し中。若いってすごい。
で、日が暮れた頃やっと外出できる程度のパワーが出てきたので映画でもと思ったら今日は映画の日だということを思い出し、新作見に行って混んでたらやだなーってことで久しぶりに新文芸坐に行く。ちょっと気になってた<池部良の魅力のすべて>。
ラスト一本800円で中川信夫監督の『吸血蛾』(56年)を観賞。池部良が出てるってことくらいしか情報を持っていなかったのだが、さすが中川信夫、恐怖!同監督の『女吸血鬼』ばりにタイトルになってる吸血蛾なんてこれっぽっちも出て来ない!その意味不明さが作品自体より怖い!
と思ってたら、同名の横溝正史原作だったんですね。故に物語は結構まともなミステリー(でも狼男出てくるけど)。普通に謎解きについていけなくて困った。金田一耕助役の池部良が二枚目過ぎて焦った。でも顔が濃いのに芝居は妙にあっさりしてて、昔の人(失礼)には珍しい感じで面白かった。もっと見たいな。
ラストの、ツァイ・ミンリャン最新作(邦題は『黒い眼のオペラ』だっけか)を軽く先取りしてるコンクリートの廃墟を舞台にした犯人と金田一の追いかけ合いがかっこ良くてしびれた。