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4.13

『ブラックブック』

ずっと見るのが楽しみやったし、周りでもすこぶる評判の良いポール・バーホーベン監督の最新作『ブラックブック』をうきうきしながら見に行く。バーホーベン監督、ハリウッド前のオランダ時代とかハリウッドに行ってからの作品もそう熱心に見てるわけじゃないけれど、好きな監督。今回も期待を裏切らない大変満足な面白い作品でした。

ほんと、最初から最後までワンシーンワンバイオレンスorエロorグロ、とぶっ飛ばしまくり、2時間24分間落ち着く暇もなく退屈する暇なんてもっとなく。でも、ナチスに占領されたオランダでユダヤ人の女性がドイツ人を装ってレジスタンスのスパイになるという深刻な物語は非常にしっかりと描かれていて、泣けたりもする。最後の方とかホント凄く切なくて、ラブシーンもとても感動的。でも数カット後には主人公が大量のうんこかぶったり陰毛がどアップで映ったりする。そんな振り幅を持ったすごい映画でありました。映画において上品とは何なのか考えてしまった。

あと、役者の顔もいちいちすごい。うっとおしい将校役とか、今時こんな顔した俳優がまだ存在したのか!と驚いてしまった程わかりやすくうっとおしい将校顔。主人公のカリス・ファン・ハウテンの、下品な美しさもなかなか良かった。

そして、この映画で初めて解放された後のオランダ人が結構ひどい事をやってたんだと知った。それをオランダ人の監督がオランダに戻って作った映画で撮るってすごいなあと感動した。