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5.10

スケバンドカベン

家の近所のカフェで姉とランチしていたら、目の前の道を塚本晋也監督が自転車に乗って横切って行った、という報告。

いい加減新作見なきゃなー、と思いつつもやっぱり今日もシネマヴェーラさんの鈴木則文監督特集に足を運んでしまう。

『女番長(すけばん)ブルース 牝蜂の逆襲』(71年)。アテネ団と称するスケバングループのハチャメチャな物語。リーダーの池玲子が、筋を通すためだけにあっさりヤクザの男とセックスしたり、新入りの女の子をリンチしつつも最終的には泣きながら和解したりする姿がかっちょよ過ぎて、これで16、7歳だなんてほんとに信じられない。脱ぎっぷりのよさもラストカットの笑顔も良かった。他のスケバンの女の子たちもなんか泣けた。沖縄返還のチラシとかさ。

色々素敵なシーンやセリフはあったが、やっぱり一番衝撃的だったのは「カーセックスの時代は終わった!これからはバイクファックだ!」ですね。セリフだけでも十分ショックなのに、男女の集団がバイクに乗りながらファックしてる映像はちょっとしたトラウマになりそうです。一見の価値有り。

『ドカベン』(77年)、は漫画「ドカベン」の映画化作品だそうで、漫画の方は殆ど読んだことない私でも野球漫画ってことくらいは知ってた、はずなのに、映画の9割は柔道物語だった。なんで?

でもまあ面白かったから良し。冒頭のドカベン登場シーンから思わず「うわあ」と声が出そうになった。他のキャラクターも、多分漫画そのまんまなんだなと思われるテンション高めな感じ。でも、ドカベンと妹が岩鬼というぶっ飛んだキャラクターを探しに行く夜のシーンでは思いっきり泣かされた。短いシーンなのに。

全体的にはそんなしっとりした場面はほんとごく一部で、そこ以外は突然現れるキャラクターたちが脈略なく入り乱れて柔道やったり野球やったりしてるだけなのにそれがいちいち笑えるし感動できる。鈴木監督、ここまでハズレがないとは思ってなかった。凄過ぎました。