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5.11

『スパイダーマン3』

今日こそ新作へチャレンジ。今見るべきはやっぱり『スパイダーマン3』(サム・ライミ監督)ですよね。平日の昼下がりだからか、予想より空いてた。

公開前から「全然ダメ」という噂を耳にする機会が多かったので、2は大好きなのに今回つまんないのは悲しいなーなんて思ってたんですが、見てみたところ、普通に面白くてgojo的には全然オッケーでした。

冒頭と後半の、多分見せ場であろう激しいアクションシーンは、最後まで三次元の感覚が掴めず何がなんやらわからなかったのですが、あまりにもわかりやす過ぎるという理由で不評なストーリーとメッセージ性もそんな嫌みに感じる程ではなく。結局悪者もみんなええヤツ、という発想は、親鸞好きの私には逆に嬉しかったり。むしろ途中で映画が変なテンションに変わる異様さの面白さが勝った。

こんな世界的大ヒット映画のヒーローである主人公が全然かっこよくなく、とんでもなくだめんずなことが凄いなと思った。それをぶよぶよの肉体で体現してるトビー・マグワイアも凄い。ブラックスーツを着た後のあの前髪、全身の脂っぽさ、スタイルの悪さ。ここまでうっとりできないハリウッドスターも珍しい。でも彼だからこそのスパイダーマンでもあると思うけど。

キルスティンちゃんは、赤髪であろうがパツキンであろうが、可愛過ぎることには変わりなかった。ロン・ハワードの娘は整形し過ぎなんじゃないかと思った。

と、結果的には大変満足だったのですが、これがキャストや監督を変えてシリーズ化されるというニュースをさっき見て、それはちょっとどうかなあと思わずにはいられない。ううむ。