BLOG

5.14

『クイーン』

ずっと見るのを楽しみにしていたのになんでか延び延びになってたスティーヴン・フリアーズ監督の『クイーン』をやっと観賞。

ダイアナ妃が交通事故死してから葬儀が行われるまでのエリザベス女王の一週間の姿。薄情だと国民やマスコミからバッシングされまくってもひたすら毅然としてる女王(ヘレン・ミレン)の姿がただ美しく素晴らしく、ほんとそれを見てるだけで満足。でも母親の前や1人で山の中にいる時に見せる普通の女性としての姿がまた良くて。やっぱり私は『マリー・アントワネット』みたいな子どもじみたお姫様より、これくらい大人な女に女王であって欲しいとしみじみ感じた。

脚本や物語的に何か盛り上がりがあるわけじゃないので、104分がちと長く、90分くらいの作品だともっと満足出来た様な気もしなくもないけど、まあこれはこれでよろし。

それにしても、英国におけるダイアナ人気は未だに解せない。日本でも好きな人多いけどさ。わかりやすいシンデレラメロドラマに憧れるってのはなんとなくわかるとして、ただあのゴツい体と三白眼にどうしても夢を見れないんですけど。