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6.14

『監督・ばんざい!』

まあとりあえず、『監督・ばんざい!』(北野武監督)。

うううむ、わからん、私にはわからん。いや、わかるんですよ。でもわからん。

映画監督のキタノが等身大の自分の人形を持ち歩きながら新作映画のネタに悩む。で、その次回作が映画内映画みたく出てくる。という内容やこの映画の意味はわかりやすく、非常に面白いとは思うのだけれど、この映画内映画があまりにも、あまりにも悉く面白くない。それを意図してるとしても度を超して笑えない。意地悪な程つまんない。大変困ってしまいました。が、客席には丁寧に笑い声を上げる人たちがいて、世間には優しい人っているんだなとちょっと感動してしまいました。

武監督の映画には大好きなものもあるものの興味が持てないものもあり、ここ数年の作品には今イチ乗れなかったで今回もそんな感じ、と言えばそれまでなのですが、『みんな〜、やってるか!』が好きだった分ちょっと残念だったかな。

今回驚いたのは、武の顔、というか佇まい。なんか、立ってるだけで歩いてるだけですっごい寂しい。それ見てるだけで泣きそうになってしまった。前作まではそこまで強く感じなかったのに。武の存在のおかげで104分見れた感ややあり。そして、鈴木杏の肌は誰かがなんとかしてやるべきだと強く感じた。あれはやばいでよ!

夜、素敵な友人たちとまったりご飯、のはずが、「最近gojoの発してるオーラ、ださいよね」と言われ、この上なく傷つく…。否定はしませんけど。